こんにちは、株式会社ラフティーです!
今回は、先日リリースされたGoogle広告「P-MAX キャンペーン(パフォーマンスマックスキャンペーン、パフォーマンス最大化キャンペーン)」という新しいキャンペーンタイプのご紹介です。
P-MAXは、1 つのキャンペーンで Google 広告のあらゆる配信面(検索、ディスプレイ、YouTube、Gメールなど)の広告枠に広告を配信できることが大きな特徴です。
P-MAX キャンペーン(パフォーマンスマックスキャンペーン)とは?
P-MAX キャンペーンを使用すると、一つのキャンペーンですべてのGoogle広告枠へ広告配信ができます。キャンペーンが一つにまとまることで、多くの学習データが蓄積され、P-MAXの自動化技術とスマート自動入札により多くの顧客に表示され、目標に基づいてより多くのコンバージョンを促進できます。
注意点
広告管理画面上から設定を変更できるレバーが少ない点がP-MAX キャンペーンの特徴にもなります。
通常の検索キャンペーンやディスプレイキャンペーンのような詳細データはないのでご注意を!
全ての配信面に表示されますが配信面の内訳など細かいデータ分析も今の所はできません。
選択可能な入札戦略の以下4種類からしか選べません。
- コンバージョン数の最大化
- コンバージョン値の最大化
- 目標コンバージョン単価
- 目標広告費用対効果
コンバージョンを計測してしっかりコンバージョン数などデータがないアカウントでの活用はおすすめしません。
検索キャンペーンだけだと頭打ちになってきたり、コンバージョン数最大化のためテスト運用したりと現状の課題を解決するための手段として活用が効果的かと思います。
活用方法をしっかり考えてから試してみましょう!
P-MAXキャンペーンの活用方法おすすめ
P-MAX キャンペーンの成果を最大化させるために必要な要素は、下記の2つだと考えています。
- 機会学習しやすい構造/設計
- クリエイティブ
P-MAX キャンペーンはほぼ全ての要素が自動化されたキャンペーンです。
すなわち、機械学習が進みやすい設計になっていることが重要です。
広告運用者が調整できる大きなレバーとしてはクリエイティブ要素が挙げられます。
テキスト、画像、動画アセットにはできるだけ豊富なバリエーションを持たせることと、クリエイティブ要素を入れ替え、成果の良し悪しを検証していくことでP-MAX キャンペーンの成果の最大化を目指しましょう。
既存のキャンペーンと並走させながらの配信
既に運用中のキャンペーンがある場合、P-MAX キャンペーンは、既存のキャンペーンと併用するのがおすすめです。
機械学習の最適化には時間がかかるため、一時的に成果が落ちてしまう懸念があるためです。
また、Google広告は同一アカウントから広告配信する場合、成果が見込める可能性の高いキャンペーンから広告配信されます。
そのため、P-MAX キャンペーンを開始したことで他の自社広告キャンペーンと競合するなどの悪影響はないため既存キャンペーンとの並走がオススメです。
まとめ
今回は設定方法などは割愛させて頂きました。
Google社は今後数か月以内に、特に店舗のある小売業者や企業向けに、P-MAX キャンペーンの新機能をリリースすると発表しています。
ますます、目が離せない「自動化」ですが、テクノロジーを使うのはあくまでも人間です。作業工数を減らし、運用時間を確保できる仕組みをGoogle社が提供しています。
広告主、クライアントの売上最大化のために是非、試してみて下さい!
次回以降で、事例も紹介できればと思います!