こんにちは、ラフティーです!
新年明けましておめでとうございます。
2022年も何卒よろしくお願いいたします!
今回は新年になり、新しく広告を検討したりと何かと動き出す時期でもありますのでWeb広告配信前や配信中に重要な「市場分析」についてご紹介いたします。
そもそも市場分析とは
市場分析とは、自社が属している業界の動向や顧客ニーズ、市場の成長率などを分析し調査することです。調査したデータを元に、新規事業のシェア拡大や既存プロダクトの改善など、設定した目的・目標に応じて最適なマーケティング戦略を構築していきます。市場分析をしっかり行うことで、とるべき戦略・戦術が明確になり、結果として成果向上に繋がっていくのです。
一方で市場分析ができていないと、意味のない差別化をしたり、そもそも顧客ニーズがないといった問題が起こるかもしれませんね。
「今までなんとなく市場分析をやっていた」「これから取り組んでみたい」という方は、この記事を読んでさっそく実践してみてください。
市場分析の方法
ざっくり方法は2パターンあります。
- 自社で分析する
- 外注する(リサーチ会社に依頼など)
外注すれば、市場の正確かつ客観的なデータを得ることができますが、依頼するためには費用が発生します。設問数が少ない&サンプル数も少ないアンケート調査であれば数万円で実施もできますが、それではあまり意味がありません。しっかりと調査内容の設計から十分なサンプル数を確保し、分析まで含めるとなれば、数百万円~の金額になっていきます。さらにレポート作成費用などは別オプションになっているサービスもあるため、潤沢なマーケティング予算がある場合は検討してみるのがいいかもしれません。
ほとんどの会社は自分達で「何とかするしかない」状況かと思います。
今回の本題です!
どうやって自分達で市場分析をするのかのポイントをご紹介します!
市場分析で必要な3つのポイント
大きくわけて3つのポイント(情報)は押させておきましょう!
- 市場規模
- 競合他社の情報
- 顧客のニーズ/抱えている課題
それぞれをご説明します。
市場規模
市場規模は業界の年間取引額や社数などを指します。
しかし、市場と一言で言っても捉え方は様々です。
自動車業界といっても新車販売もあれば製造元もあり、レンタカー、カーリースなどをひとくくりにしても実際に有益な情報は少ないです。
そのため3つに細分化します!
- 属している業界の最大市場規模(TAM)
- ターゲットにアプローチできる市場規模(SAM)
- 実際に製品が獲得できると予測する市場規模(SOM)
例えば、自動車業界であれば、自動車業界という大きい市場(TAM)の中でも中古車が欲しい人の市場をターゲットとし(SAM)、そのうち何人買ってくれるか予測して市場規模(SOM)を算出するイメージです。
それぞれの調査方法について、ここからご紹介します。
TAMとSAMについては、基本的には国やリサーチ会社が業界規模を公表していることが多いので、そこから情報を得ることができるはずです。
SAMをどのように定義するかにもよりますが、もしかすると少し情報収集に苦戦するかもしれません。例えば業界最大手のリーディングカンパニーのIR情報を確認したり、お金はかかりますが株式会社矢野経済研究所などが出しているマーケットレポートを購入したりと試行錯誤しながら、最適な情報を見つけるようにしましょう。
SAMをさらに細分化したSOMについては、なかなか公表されているデータがないため、アンケートなどを取るのも1つの手です。
一定数の子持ち主婦にアンケートをして子供服に年間いくら使ったことがあるか、その中でも0〜5歳の時に平均いくら使ってたかを聞くことで以下の式で算出できます。
SOM=主婦一人当たりが0〜5歳用の子供服に使った平均額×ターゲット人口
商圏などがなければターゲット人口は不要かもしれません。
ターゲットに適切にアプローチするためには、市場を細分化し、自社が狙うターゲットを明確にする必要があるということです。
競合他社の情報
競合分析を行うことで、競合とは違う価値を自社が提供したり、ターゲットをずらして特定の市場を独占したり、様々な戦略を考えられるようになります。
そのために競合分析で調べてほしい情報は下記の通りです。
- 強み/弱み
- 売上規模
- 集客経路
- コンセプト
- 市場のシェア(ターゲット地域の中で)
上記の情報を知るためには、実際に競合の商品・サービスを利用してみたり、決算書を公開している企業であれば、そこから売上高や戦略を知ることができます。
集客経路は特に重要です。
ホームページの作りや導線で「何が欲しい指標」で「どうやって集客しているのか」を把握できれば戦略を立てやすくなります。
顧客のニーズ/抱えている課題
市場分析を実施することは、顧客を知ることでもあります。つまり「実は商品のこんなことに困っている」といった課題を見つけることが、市場分析において大事なのです。古くからある市場の中には既存製品がたくさん流通していますが、顧客が抱えている課題が一つもないわけではありません。
少し前までは自社が保有しているハウスリスト内の顧客を対象にしたインタビューやアンケートしかできませんでしたが、最近ではクラウドソーシングサービスを活用することでインタビューはもちろん、簡単にアンケート調査を実施することもできます。
クラウドソーシングサービスは比較的安価に活用することができますし、スポットコンサルのサービスも出てきていますので、うまく活用しながら顧客の課題を見つけ出し、自社プロダクト改善やマーケティング活動に活かすようにしましょう。
まとめ
市場分析は、新規事業を進める時や既存プロダクトの売り上げをさらに伸ばす際に、絶対にやらなくてはいけないことです。細かく市場を分析することで、空いている市場のポジションが見つかったり、解決できていない顧客の課題を発見したりすることができます。
実際にどうやっていいのかわからない方や、ご不安な方はご一緒のパートナーとして売上/利益を上げるためのコンサルティングもしておりますのでお気軽にご連絡下さいませ!