市場分析は重要!使えるフレームワークを紹介

こんにちは、株式会社ラフティーです!

前回、市場分析の方法についてご紹介いたしました。

今回は、市場分析に役立つ4種類のフレームワークをそれぞれ解説します。

あくまでもフレームワークであって、正解でないのでご注意下さい!フレームワークを使うこと自体が目的にならないようにしましょう。そのフレームワークを使って何を分析したいのか、という目的を明確にしないと「ただの情報の穴埋め」になってしまうので気を付けてください。

SWOT分析

SWOT分析とは、下記の4つの視点から分析を行うフレームワークです。

  • Strength:強み
  • Weakness:弱み
  • Opportunity:機会
  • Threat:脅威

SWOT分析の主な役割は、内部環境・外部環境を整理することです。

内部環境の強み・弱みには、自社が持つ資源(ヒト・モノ・カネ)や時間などがあります。

一方で外部環境の機会と脅威は下記のようなものが当てはまります。

・機会は市場の成長率や好景気などのプラスとなるもの
・脅威は競合の増加や不景気などのマイナスとなるもの

直近だと新型コロナウイルス感染症の影響で店舗ビジネスが大打撃を受けましたよね。こうしたものが脅威に当てはまります。

ここで重要なのは、ただ調査したデータを整理するのではなく、上記4つの視点をそれぞれ組み合わせ、自社が行う優先度の高い戦略を明確にすることと、危機に陥った場合の対処法を考えておくことです。

ファイブフォース(5F)分析

ファイブフォース分析とは、5つの競争要因から業界内の構造を分析するフレームワークです。

・業界内の競合他社
・買い手の交渉力
・売り手の交渉力
・代替品の脅威
・新規参入の脅威

上記5つを分析し、自社に対する脅威を明確にするのが5フォース分析の目的です。

今の時代は変化するスピードがかなり激しいので、目新しいサービスをリリースしたとしてもすぐに代替品が出る可能性があります。

PEST分析

PEST分析とは、以下4つの観点からマクロ環境を分析するマーケティングフレームワークです。

・Politics:政治的要因
・Economy:経済的要因
・Society:社会的要因
・Technology;技術的要因

自社ではコントロールできない外部的要因を分析することがPEST分析の役割です。PEST分析をしておくと、国の動向や世の中のトレンドに合わせて事業を展開することができます。

最近であればテレワークの推進に伴いテレビ会議ツールが爆発的に普及しましたが、まさにそれもマクロ環境のトレンドによるものです。マーケティングはこのような外部環境の変化による影響を受けやすいため、市場で勝ち抜いていくためにもいち早くマクロ環境を分析し、それに合わせて戦略を見直していくことが重要です。

3C分析

最後に、3C分析です。「市場・顧客(Customer)」「競合(Competitor)」「自社(Company)」を分析するフレームワークです。実際使ったことがある方も多いのではないでしょうか?

市場・顧客では市場規模や成長率、顧客ニーズを分析し、競合と自社ではそれぞれの強み、ブランドコンセプトなどを分析します。このように3つのCを分析し、成功要因の発見に繋げることが3C分析の目的です。

注意点は、主観的な意見は無視して客観的な事実のみに意識を向けることです。事実ベースに基づいた客観的なデータから自社が勝てるマーケティング戦略を策定しましょう。

まとめ

市場分析は、新規事業を進める時や既存プロダクトの売り上げをさらに伸ばす際に、絶対にやらなくてはいけないことです!

細かく市場を分析することで、空いている市場のポジションが見つかったり、解決できていない顧客の課題を発見したりすることができるため今後の参考になれば幸いです。

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