こんにちは、ラフティーです!
本日はマーケティング活動を行う上で経営的な視点は重要なのかを考えていきたいと思います!
とは言え、いきなりマーケティングと経営?なんの関係があるの?どんな考え方?そう感じられる方は多いのではないでしょうか?
まず、経営者にとってマーケティングは会社の未来を創り上げていくという意味でとても重要な役割を果たします。そのため、マーケティングに関心を持っている経営者はたくさんはいます。
マーケティングを経営者に提案しても響かない、実行してもらえないなどの課題を解決していくために必要な経営的視点について話していきたいと思います!
経営的視点とは
まず、経営とはどういうことかを考えていきたいと思います。とは言っても、とても抽象的な言葉なので、改めて考えてみると意外と難しかったりしますよね。
経営とは事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定・実行し、事業を管理・遂行していくということです。
そして、その経営を行っているのが経営者であり、経営者の見ている視点を経営的視点と呼びます。
経営的視点というのは、事業目的を達成するための意思決定や経済的活動を運営するために重要なものです。
事業を運営し、成功するには、マーケティングはもちろん、財務・会計など企業を成長させていくための経営戦略など、全ての状況、情報を俯瞰的に見ていくことが経営的視点と言えます。
マーケターにとって重要な経営的視点とは
社会・会社の成長に貢献し、成果を出すことができるマーケターになるためには経営者に近い考え方や視点を持つことが重要になります。そこで初めて経営者と同じ目線で提案を行うことができ、共感を得ることができるようになります。
経営の課題は何かを考える
マーケターであればマーケティングにおける課題は把握していると思います。
しかし、財務の状況等までは把握しきれておらず、会社全体を見たときに優先度の高い経営課題は分からないという方が多いのではないでしょうか?
以下のような状況のとき、どのようなマーケティング戦略を立てていきますか?
・財務状況的にあまり余裕がなく、現状を打破するために必要な次の一手を打つ潤沢な資金がない
この状況下であれば、量を重視して少しでも多くのリードを獲得して売上、利益を作り、コスト削減を行い、余剰資金の確保、資金繰りを改善していくことがまず第一歩目になりますよね。多額の広告費をかけて満足な売上を上げたいのは山々ですが、そのために必要な基盤を作っていくことが最優先になると思います。
時にリスクをとってチャレンジングに動く必要があり、この状況下の中で守りに入っているだけでは何も変わりません。とはいえ、行き過ぎたチャレンジは取り返しのつかない失敗につながることもあるがゆえにバランス感覚も必要になります。
しかし、経営者の抱えている経営課題を把握できていないと、マーケティングの目標は売上をたくさん作ることだからとにかく多額の広告費を提案しよう、となっていまいます。
これでは経営者の右腕になれないかつ、経営者にとって最適な提案にならないということを注意しなければいけません。
短期と中長期の視点が重要!
マーケターにとって先読みや先見性といったトレンドを見抜く力は必要なスキルです。
そのため多くのマーケターは中長期的な視点だけを持って、提案しているのではないでしょうか。しかし、経営視点を持つためには中長期的な視点だけでは足りません。なぜなら、経営者は常に短期と中長期どちらの視点も必要だからです。
例えば、銀行から融資を受けていれば、銀行に対して業績や資金繰り改善の説明などをする必要があります。
金融機関も中長期的な成果を期待したうえで融資を行うと思いますが、もちろん銀行であれば営利企業ですので、目先の売上や利益はどうなっているのかなど短期的な成果への関心は高く、あまりにも短期の結果が出ていなければ融資を止められてしまうこともあります。
だからこそ、経営者は短期の成果を追い求めながら、中長期を見据えて様々な戦略をとっていく必要があります。
マーケターが経営者と同じ目線で仕事をするためには、短期と中長期どちらの視点もバランスよく持てるようになることが求められます。
財務・会計的視点は「価値」が高まる
経営者の右腕としてマーケターがさらなる価値を高めるためには「財務・会計」に関する視点も持てるようになるとよいと思います!
財務・会計が必要な理由として、事業を成功に導くためには利益を最大化することが必要です。マーケティング業務に携わっていると、売上を最大化することに目が行きがちですが、「利益=売上-コスト」のためコストに関する視点を併せて持つことで、資金繰りの把握等、より経営的目線でとらえることができます。
経営者はこのコストも含めた財務面を気にかけているため、マーケターが同じ目線を少しでも持つことで安心して仕事を任せられると思います。
まとめ
マーケティングは会社にとって非常に重要な役割だと思います。
だからこそ、マーケターが経営的視点を持ち、経営者の右腕になることができれば、会社の成長や成果に対してさらに貢献ができるはずです。そして他部門の状況や課題を把握できれば、より最適な戦略の提案を行えるかもしれません。
今回ご紹介した内容をもとに、少しでも経営的視点を身につけ、会社の成長、マーケティングの成果向上にお役に立てれば幸いです。